シークレット?スキャンダル!



「それより兄チャン、こんなところに一人で来るなんて珍しいもんなだね」

「本当は二人だったんすけどね…」

「なんだ。振られたんかい?」

「違いますよー。渋滞に巻き込まれてこっちに来るの遅くなるみたいで」

「ありゃ。兄チャン都会もんだろ?そりゃ大変だな」

「あはは、ほんと、」

「ゆっくりしていきな、」

「ありがとうございます、」




おじさんにもらった暖かいお茶を飲む。




俺って純粋な都会っ子だから、こういったほのぼのとした町並みはすこし憧れたりする。




将来こんなとこ住みてぇな…。



でも仕事行くのに時間かかるから、やっぱ無理、つーかダメだ。




天音ほどでもないけど、俺も仕事人間だからな。



< 362 / 641 >

この作品をシェア

pagetop