シークレット?スキャンダル!
あたしは、綾斗がいないと、何もできないよ…。
「君、モデルの雅チャンなんだって?」
「はい…」
「いくら監督の娘だからって、気を抜かないでよね」
「はい…」
初っ端から、いろいろ言われてます。
覚悟はしておいたことだけど、たぶん友達できないだろうな…。
周りからしたら、ただの娘が、有名監督の映画の主演だなんて、憧れそのものだもん。
「じゃあ、撮影始めるよー」
ついに撮影始まった。
まだ最初だしセリフはほとんどないけど、演技はほんと、ムリ…。
幼稚園の時のお遊戯会以来の演技だからね…。
「はい、カット。雅ちゃん顔硬い。もう一回」
順調に終わりそうにないと思います。