シークレット?スキャンダル!
「それよりあの子が気にするのは、生まれてくる子が自分のようになることかな」
「自分のように…」
「親の世間体のために、自分は親と親子らしいこともできず、寂しい思いをさせてしまうこと」
「………」
「でもまあ、それに関しては、俺が先に手を打つよ。俺にも責任があるわけだし」
「っ……」
「だから、雅ちゃん、泣かないで」
そう言ってあたしの頭を撫でてくれる珠樹さんの手は、すごく暖かかった。
どうしよう、そのことばかり考えてたあたしを導いてくれた、すこしの光り。
珠樹さんは、本当にすごい人だ。
あたしは目を閉じると、深い眠りに落ちた。
綾斗、早く戻ってきてよ…。
会いたいよ……。