あなたの心にいる人は… (完)
しばらくそうしていた廉は携帯を出して電話し始めた


私の携帯は部屋にあるから鳴らない


誰にかけるんだろ


「悪い。戻るの遅くなる。、、、あぁ見つけた。でも会えなかった。、、、分かってる。じき戻る。」


また仕事を抜け出してきたんだ


廉にまた迷惑かけてる


私は結局そのまま子供みたいに隠れて廉の前に姿を見せなかった


廉はしばらく座っていたけど


携帯をちらりと見て立ち上がった


私はその瞬間自分の指をありったけの力で噛んで色んな感情が溢れ出さないようにした


行かないで


ここにいて


そばにいて


ひとりにしないで


愛してる、、、
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