あなたの心にいる人は… (完)
「ここにいたのか?」


その声に振り向くと廉がいた


手にはきれいな花束


「毅がいなくなったと心配して電話してきた」


「ごめんなさい」


私の言葉に廉はなにもかえさず目の前を過ぎてお姉ちゃんのお墓に花をおいた


両手をあわせ瞳を閉じる


しばらくそうしている廉のそばにいるのに気がひけて私はお墓から離れた


二人の会話を邪魔したくない
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