あたしの甘ーい幼なじみ










「ちょっとっ終聖!?」


あたしカフェオレ頼んでるのにっ…


しかも……




「宮崎くんだって、困ってたじゃんかっ!」




お店から出るとき、宮崎くんはぽかんと口を開けていた




「………」




あたしの言葉なんて聞こえてないみたいに、ズンズンと歩いていく


もちろんあたしの手を握ったまま





「ちょ、っどこ行くの終聖」


「…清瀬と一緒じゃなかったのかよ」


「えっ?」






終聖の言葉は、冷たい

なんで?

どうしてそんなこと言うの?




もやもやとした気持ちのまま連れて来られたのは、今日はなにも使われていないD組の教室




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