あたしの甘ーい幼なじみ
終聖side
「はぁ…」
小物を見るのに夢中な羽衣子を残して店の外に出た
女だらけの店は居心地がいいもんじゃないからな
ため息は白くなって溶けていく
ずいぶんと空気も冷たく寒くなった今日このごろ
俺があの町に帰ってきたのはまだ春のにおいをほのかに感じていた初夏だった
―――はやいな、時が経つのは
いや、今まではそんなこと感じなかったのに
羽衣子が隣にいるからなのだろうか
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