水面に映る影は永遠へ続く


すると、沖田さんは私の身体を離し、顔を覗き込んで来た。



「妃絽ちゃん、一先ず俺の部屋に行きましょう?此処にいるだけで、胸糞が悪いんで」



沖田さん、キャラ変わってない?



そう思っていると私は彼に手を引かれながら、歩き出した。



背後に感じる二つの気配が気になったけど、今の私に振り返って見る勇気はない。



私はそのまま前を向き、沖田さんの部屋へと向かった。






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