水面に映る影は永遠へ続く


翌日。



私は土方さんの部屋の前に来ていた。



理由はお美代さんもまだ来ていなく、手があいているのが私しかいなかったから。



本当は顔が合わせづらい…。



でも、私しか手があいていないなら仕方ない。



「土方さん、入るよ…」



ゆっくりと襖を開けてみると、彼は布団で寝ていた。



私は音を立てないように襖を閉め、布団の横に座る。





< 127 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop