水面に映る影は永遠へ続く


「妃絽」



そこには優しい笑顔を浮かべる本当の彼がいた。



「土方さん、記憶が…」



私の問いに頷く土方さん。



その頷きが記憶を取り戻したという真実を物語っていた。



私はそれが嬉しくて、彼に抱き着いた。



土方さんは私を抱き留めると、その腕に強くしっかりと抱きしめてくれる。








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