水面に映る影は永遠へ続く
「ったく、こっちの気も知らないで…」
すると、土方さんはモゾモゾと動き、体勢を変えた。
変えられた体勢は何故か、私を組み敷くような形だった。
真っすぐと私の瞳を覗き込んで来る彼の瞳。
私も逸らさずにじっとその瞳を見つめ返す。
「もし、あのまま俺が記憶を失っていたらお前はどうする?」
「多分、どうにかしてでも思い出させたと思う…」
私の返答に、土方さんは苦笑を漏らす。
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