水面に映る影は永遠へ続く


すると、指先を誰かに掴まれ、私の周りだけ急に明るくなった。



目の前には4歳くらいの男の子がいて、私の手をしっかり握っていた。



「ボク、誰?」



私がそう問いかけると、男の子はニッコリと笑った。



その笑顔に私の見覚えがあった。



そう、男の子の笑顔は土方さんにそっくりだった。




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