水面に映る影は永遠へ続く


『妃絽がこうなったのは俺のせいだ。俺がちゃんと話を聞いてやって、ちゃんと一緒に考えていたら…』



また彼の声だ。



でも、土方さんの声がいつもの自信に溢れた声じゃなかった。



自分を責めるような自虐的な悲痛な声…。



『あいつが起きないなら、俺の生きてる意味は何なんだよ…ッ!?』



やだ、私のせいで土方さんが…。



私は無意識に声のする方に手を伸ばした。





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