《俺様的》彼女の手なずけ方
「笑うなよ…最悪な女だな、お前。人がせっかく」



「ごっ、ごめん。だって愛してるなんて、ドラマの中のセリフって感じだし」



「別にいーだろ。キスもできないのに、どうやって愛情を伝えるんだよ」



「そんなの、一緒にいれば…わかるよ」



ナルの優しい目を見てれば、わかる。



態度だって、会ったときとは全く別のモノだもん。



側にいて、ナルの愛情を感じとることができるからこそ、



ドキドキするんだ。



その反面、



あのナルがこんな風になっちゃうなんて、いまいち信じられないあたしもいる。



なにかの拍子に、また元に戻っちゃうんじゃないかもって、



心のどこかで思っているのかもしれない。








「……わかってるなら、言わなくてもいいのか」



「たまには…いいけどね」



「どっちだよ。ホントにお前って女は、ややこしいな」



「それこそ、どっちが!?あたしはっ」



反論しようとしたら、頬を両手ですくうように覆われた。



切ないナルの顔が目の前にあって、胸が高鳴る。


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