《俺様的》彼女の手なずけ方
「そのあとに続く言葉は、バカ?そうだよ~、そうじゃなきゃやってられないよ。あたし、バカなの」



あたしがアハハって笑うと、京子さんもクスクスと笑っている。



「ホント、憎めないよね~…やっぱり、あたし篠原さん好きかも」



「えっ、ホントに!?やったぁ!あたしも京子さんが好きだよ」



ニッコリ微笑むと、京子さんも笑顔を見せた。



和やかムードの中、京子さんの顔が強張った。



そしてあたしの制服の袖を引っ張り、ふたりしてその場にしゃがみこむ。







廊下の向こうから、誰かが歩いてきたみたいで話し声が聞こえる。



「ナル、今日はわたくしの用事に付き合ってくれるって言ったじゃない。いきなりやめるなんて、ひどすぎるわ」



女子の尖った声。



アイツのことをナルって呼びすてにする女子は、



この学園では、あたしと……あの人しかいない。


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