《俺様的》彼女の手なずけ方
はあぁ……。



それにしても、この状態はヤバい。



なにもなかったにしても、あたし……ナルと同じベッドで寝たってことだよね。



すぐに起きよう。



体を起こそうとしたら、ナルがあたしに腕を伸ばしてきた。



「逃げるなよ……お前は、俺のなんだよ……」



えぇっ!?


目の前に、眠っているナルの顔が迫ってきた。



起きてるのかと思えば、そのまま寝息をたてて眠ってしまった。



それでも、あたしを抱きしめる腕には力が入ったまま。







や……これは、よくない。



すぐに逃げ出したいのに、ナルの腕がガッチリとあたしを締めつけている。



起こして逃げる?



だけど、目が覚めたら、もっとすごいことをされそうな気もする。



このまま、腕が自然とほどけるのを待つ?



そうだよね、寝てるんだし……そのうち力が抜けるよね?



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