お嬢様になりました。
学校が終わり芽衣、橘さんと三人で校門へ向かった。


特別生の中でも、SSクラスは特に目立つ。


遠巻きに色んな人から見られてる。


あんな事があったからか、人の視線が少し怖い。



「あら? 門のところにいらっしゃるのは東條さんではありません?」



芽衣に言われ門へ目を向けると、門の柱に寄りかかり、携帯を扱う玲の姿があった。


授業受けなかったのに、どうして今頃学校にいるんだろう。



「玲っ!!」



大きな声で名前を呼ぶと、玲が顔を上げこっちを向いた。


落ち着いた微笑みに安堵を覚え、私は急ぎ足で駆け寄った。



「何で居るの!?」

「迎えに来た」

「へ……?」



迎えに?


私を?



「今日から学校行くって言ってたから。 朝から学校に居られなくてごめん」

「ううん、心配してくれてありがとう」

「あなたたちもしかして付き合ってるの?」



いつの間にか私たちに追いついていた橘さんにそう尋ねられ、私は言葉に詰まってしまった。



「そんなわけないだろ。 葵は海堂の婚約者なんだから」

「……それもそうね。 隆輝さんという素敵な婚約者が居りながら、他に男をつくった時は私が貴女を地獄に落としてあげる」



橘さんは目を細め、私の事をギリっと睨み付けた。





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