しいと星屑


だから私は、
今日もこうして自分の席で本を読んでいる


朝、8時。

丁度生徒達が登校してきて、
『おはよう』の言葉を交わし合う時間帯


そんな時間、私だけは読書の世界にいる


たまに、
窓から見える青い空を見たりして

そしてまた、本の文に目を戻す


たまにクラスメイトの女子に、
『本が大好きなんだね』
『たくさん読んでそうだよね』
『真面目で偉いなあ』

なんて言われるけれど、
それは否定しておきたい


私は難しい本が苦手だし、
読んでいる本は全て最近の恋愛小説だけ

全然文学的な何かではない。


なんで恋愛小説を選んでしまうのかは、
よく分からない

ただ本屋に行くとどうしても、
恋愛モノを探してしまう


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