゜。秘密の極道彼氏 。°



あ、ちなみに私は猿轡をされてるため、しゃべれませーん。


「お前が若頭と別れるっつうんなら解放してやってもいい」


若頭……ササのことだよねー?


「んんんんんんんん。んーんんーん(誰が別れるか。バーカバーカ)」


「なんて言ってんのか分かんねえなあ」


そりゃ猿轡されてるからね。


「さあ、どうする?別れるんなら頷けよ」


にやにや笑うなオッサン。


気持ち悪い。



「んん、んんんんんんんんんん?んんんんんんんんんんんん(これ、綺麗な猿轡だよね?口ん中はいってんだけど)」


「あぁ、別れたら解放してやるよ。ホントホント♪」


話噛みあってねぇっつうの。



「んんんんんんんんんんんんんん!!!(私の質問に答えろ)」


「あーもう。さっさと別れろよ!!!」



うっざーい。



と、オッサンが諦めたように猿轡を外してくれた。











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