視線の端には
るきは容姿端麗で学校では「王子様」
なんて呼ばれている。

一緒に登校するのは嫌じゃないけど、
学校の女子からの視線は痛い。
けど、私に対するいじめはなかった。


校門では、女子のみなさまがまっていた。


《キャー春樹様ー!》
《今日もかっこいい~~!!》


ははは。これも毎朝。

るきは嫌がりもしないが、特に嬉しそうでもない。
いつも、あいさつだけはしていた。


るきと私は同じクラス。

教室につき、席に座る。
るきの席の周りには、早速女子たち。


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