明日もいつも通りに、会いましょう。
「でも…ちょっといいかな?」
佐々木先輩は納得いかない顔をして尋ねる。
「えっと…、
でも俺、彼女に避けられてるはず…」
そうなの?
でも由美子は…。
「ほら、キミに山本さんから連絡して欲しいって伝言頼んだけど、
結局なかったし。
実はね、あの少し前に彼女に告白してフラレたんだけど…」
中村くんは冷静にその先輩の言葉を否定する。
「違いますよ。
きっとこんなことになって…、
山本は先輩に迷惑かけるから、
そう思ったんじゃないですか?」
そう、そうなんだから!
中村くんは私の言いたいことを的確に先輩に伝えてくれた。
「そ、そうですよ!
だって由美子、
先輩のことずっと、大好きで!
私が保証しますから!」
必死になる私に先輩は嬉しそうな顔をする。
そんな表情を見て私はホッとする。
「だから、
その、由美子にちゃんと会ってください」
「わかった、ありがとう」
よかったー。
由美子、本当によかった。
私は去ってゆく佐々木先輩の後ろ姿を見ながら思った。