明日もいつも通りに、会いましょう。
「そう?」
真顔で聞く彼に私はうんうん、
と必死になって頷く。
だって!
普通はそうでしょ!
「…そしてヒロコにはたくさん、
いろんな食べたいものがあったけど。
でもそのリストに俺が入ることはなかった」
「そ、そりゃ、
中村くんは食べたいひとじゃないもん」
「え?
そうなのか?」
少し驚いた顔する中村くんに私もまたびっくりする。
な、なんで?
そこって驚くところ?
「………」
「………」
一瞬、
言葉を失ったふたりの間に、
り、り、り、
と草むらのどこからか聞こえる虫の声。
「…そうか、だからかな。
様子がおかしかったのも…」
彼は再びゆっくりと話を始めた。
「様子がおかしいって?」
「俺のことが好きだって言ってきた、
よそのクラスの女子が…」