【完】とろける☆かぼちゃプリン
思いっきり吸い込んだ息とともにゴクリと喉を鳴らし星くんを見守る中…私のスマホの受話器から執事である甲原のクールな声が聞こえた。
「もしもし…。
お嬢様…。
甲原です。
只今…。
どちらへ………?」
相変わらず機械的に淡々と話す甲原は冷静に星くんに話した。
「あ…………。
ゴメンナサイ…。
今…お友達の家でテスト勉強していたの…。
こんな時間なんて気づかなくってぇ………。」
ぶりっこ系な話口調で話した星くんに私はそんなんじゃないわよっ!!って助けてもらってるのに内心イラつき甲原の出方を待つ。