【完】とろける☆かぼちゃプリン


「でも来年の今頃は…受験でお二人の運命が決まってるんですよね。
やること多いのはわかりますが…お二人とも受験勉強の方もちゃんとやってくださいね。」


「そーかあ……来年の今頃は受験シーズン真っ只中なんだねー。」



甲原さんの警告に皐月が呟いた。
そーかあ…ちょうど来年の今頃は…俺達お互いの体にもどれてるのかな?


そしたら…どんな景色にみえるのかな。

きっと…今までとはまったく違った形にみえるのかもしれない…。


先の事を考えると不安で心細くなり、ゆっくりと皐月の手に重ねた手をふいにぎゅっと皐月も握り返した。


どんな景色にみえても気持ちはこのままでいたい…。




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