【完】とろける☆かぼちゃプリン


「そーいえば……私立 陽炎聖堂学園 高等部偏差値をご存じですか?」


想いを込めて皐月の手を握り返したところでまたバックミラーごしに甲原さんが切り出した。


「限りなく高いくらいしかわからないけど…確か剣道の推薦入学もあるって聞いたことあるよー。」


「お嬢様のお体のままでは…もし仮に推薦入学できたとしても自分の体に戻られた時のことも考えていて下さい。」



念押しするように甲原さんは進路のことを切り出してきた。


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