アタシは見てしまった。
階段に足をかけて降りようとした瞬間...
「ちょっと待ってよ!!」
一花の叫ぶ声が聞こえて振り向いた時には
ぐるんと視界が遠くなってくのが分かった。
.........――そうだ。
一花があたしの肩を握った瞬間
あたしが階段を踏み外して一階から二階へ
大落下ってわけだ。
なんて名探偵みたいに冷静に
考えれるわけもなく
最後に覚えてる記憶は一花の
目を見開いて驚いてる姿だけだった――。