アタシは見てしまった。
「お邪魔しまーす。」
あたしがそう言うと
ドタドタと近づいてくる
足音が聞こえた。
「奈々!」
あたしの名前を叫ぶと
手を広げながら走ってくる
エプロン姿の美代子ちゃんがいた。
「美代子ちゃん!」
美代子ちゃんに飛び込んで
軽くハグをした。
「もう!付き合ってるって
聞いてすっごい嬉しかったー!
一星の彼女は奈々以外有り得ないしね。」
と、キャキャ喜ぶ
美代子ちゃんの声が響いたのか
一花が階段から降りてきた。
「ママ?何騒いでるの…_?」