lovex02
「じゃあ、別れる??」









「もういい!匠は私の事なんて何も分かってない。」




「ねえ雅也にぃ。」

「何?」

「私ね…。」

柚は躊躇った。お兄ちゃんなのに、好きになったとかいったら嫌がられるだろうと思ったのだ。

「なんでもない。ごめんね。」

「なんだよ。困ったことあったら言ってくれよ。」

「うん。」





ピロピロピロ…ピロピロピロ…。


電話が鳴った。相手は母親だった。

「もしもし。」

「お母さんだけど、今どこに居るの?」

イラついた。


「どこにいたっていいじゃん!」



ツーツーツー…

ごめんね。お母さん…。












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