黄金時間が過ぎるまで
「え!?、誰に聞いたの?!?」

里美はガバッと血相を変えると、千歳につめ寄った。

「ほ、本人に聞きました…」

たじろいで、千歳は答える。

「あ、なんだ、そーか。ならいーのよ、良かったわー静時君に知られたら、真っ先に私が疑われるのよねー…あ、知ってる?静時君、怒ると怖いのよねー」

里美は一気にしゃべり出して、話題は鳴海の怖い本性についての話になっている…

「ですねー、鳴海って実はヘビって感じしますよ、私」

千歳もノッて来た。

「あ、それそれ、上手い表現だわー、静時君って静かに怒るから怖いのよねー」

「分かります」

二人して、うんうんと、うなずき合っている…

「千歳さんとは、話が合って嬉しいわー」

「いやはや…」

なぜこんな所で、鳴海の話で盛り上がっているのだろうか…ふと、コーヒーをすすりながら我に返った千歳は、ある事を思いついて聞いてみた。

「先生は、鳴海のヒミツを知っていますか?」

その質問をすると、里美はピタリと黙り込んでしまった。
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