Loveless
それからオレは二週間に一度はお父さんと中西さんの店に修行に行った。


すごく忙しかったり、困ったお客さんがいると大変だったけど、自分達が作ったものをお客さんに食べてもらうのでやりがいはあった。


それにオレは昔から自分の食べる分は自分で作っていたせいか、作るのは苦ではなく、むしろ楽しかった。


お父さんもオレが何度も付いてくるので本気でやろうとしていると思ったようだった。


次第に仕込みを一人でやらせてもらえるようになり、餃子や炒飯を作るのも任せられるようになった。


小さい中華鍋を買って聖良さんに炒飯を作ってあげたら、


「プロの味だね!」


とすごく喜んでくれた。
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