Loveless
「やっぱり手作りは美味しいなー。聖良さん料理上手いよね」


凌は美味しそうにハンバーグを頬張っている。


「昔からお母さんのお手伝いしてたからかな」


私は照れて答えた。


「こうして一緒に食べてると、愛育園を思い出すな」


「確かに」


愛育園にいた頃はこんな風にみんなで食卓を囲んで食べたっけ。


凌と一緒に食事を取るようになって、いつもより食事が楽しく感じられるようになった。
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