Loveless
「プリンもあるよ」


「マジで!?やったぁ」


「やっぱり好きなんじゃん!」


凌は年の離れた弟のような存在だ。


私には兄弟がいないので新鮮だった。


私にもし兄弟がいたらこんな感じだったんだろうか。


凌は何でも美味しそうに食べてくれる。


もしかしてそれは、母親がいなかったから手料理に飢えていたのかもしれない。
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