余命1年の姫










「ごめんな。」





抱き締められた。

すぐに理解が出来た。






「なんで、謝るの…。」





「簡単に死を口にした。」





「い、いいもん。」





簡単に死を口にするのは、嫌だけど、ちゃんと反省してくれたらいい。





「もう簡単に言わないでね?」





「ああ…。」






ズキ





頭と胸が痛んだ。





「翔太も、部屋出て?」





一瞬戸惑っていたけど、部屋を出てくれた。










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