余命1年の姫











「辛いと思うが、我慢してくれ。」





そう、言っているお兄さんが辛そうで、此方も更に辛くなる。





「何でですか!命があるのに!貴方は妹を殺すんですよ!俺は、黙っていられない!」





翔太は、声をあげた。





ガラ





「翔太くん…我慢してくれ。俺らだって辛いんだ。心から笑えるようになったのに。」






病室に誰か入ってきて言い出した。






「安士さん…。」





未来と翔太は、知っているようだ。






「紹介遅れました。相澤安士と申します。以後お見知りおきを。花様、南様、竜様、結城様、修平様。」





架鈴のお兄さん?










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