余命1年の姫















「で、なんか言ってた?」





「記憶が無くていろんな人に迷惑かけた
って言ってました。
あ…でも最近記憶を思い出しそうになる
とも言ってました。」





「そうか………。
倒れる前咳してなかった?」





「前は苦くなったら薬飲んでましたけど
最近は薬が無くなったのか、
椅子で休んでました。
倒れる前も苦しそうだったかも。」





「そうか。ありがとう」





ちょうど病院についたらしく、
救急車から降りた。





ひとつの部屋に、架鈴は、入っていった





その部屋には、
『相澤 架鈴 様 専用部屋』
と、書いてあった。















< 75 / 222 >

この作品をシェア

pagetop