あの頃の気持ちをもう一度~母校に行って~【TABOO】
「どう?橘さん」
「岡本先生……」

そんな先生に憧れて教師を目指した優衣は今、教員自習として卒業した学校にいた。殆どの人が高校で三週間の自習の中、優衣は中学で四週間の自習を受けていた。その自習も後二日。

「今日は橘が授業をする日だな」
「は、はい」



緊張しながら、中学時代やこれまで学んだことを活かして授業をする。
< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop