まほろば【現代編】
ii
次の日は、今後の方針について話し合うために皆に集まってもらった。
なかなか来ないハルカを迎えにホムラが出て行ったかと思うと、程なくしてホムラに手を引かれてハルカが部屋に入ってきた。
その後からは、真人が続いて入ってくる。
あれだけハルカには近づくなと言ったそばから、俺の神経を逆なでするようにわざとらしく一緒に登場するなど馬鹿にしているとしか思えない。
からかわれているのだとわかってはいても、それでもやっぱり気に食わない。
我ながらガキだなとは思ったが、ついつい怒りの矛先をハルカに向けて冷たい態度を取ってしまう。
にも関わらず、何故かハルカは嬉しそうな顔をしていた。
不思議には思ったが、ハルカの笑顔が見られるのならそれはそれでいい。
とりあえず、今は真人からは離れたところにいるから安全だろう。
まあ、ホムラがべったりくっついているのも気に食わないといえば気に食わないが、そこは大目に見るしかない。
なかなか来ないハルカを迎えにホムラが出て行ったかと思うと、程なくしてホムラに手を引かれてハルカが部屋に入ってきた。
その後からは、真人が続いて入ってくる。
あれだけハルカには近づくなと言ったそばから、俺の神経を逆なでするようにわざとらしく一緒に登場するなど馬鹿にしているとしか思えない。
からかわれているのだとわかってはいても、それでもやっぱり気に食わない。
我ながらガキだなとは思ったが、ついつい怒りの矛先をハルカに向けて冷たい態度を取ってしまう。
にも関わらず、何故かハルカは嬉しそうな顔をしていた。
不思議には思ったが、ハルカの笑顔が見られるのならそれはそれでいい。
とりあえず、今は真人からは離れたところにいるから安全だろう。
まあ、ホムラがべったりくっついているのも気に食わないといえば気に食わないが、そこは大目に見るしかない。