まほろば【現代編】
「ど、どうしたの?ホムラ」

「ハルカ」

「何?」

「ボク、ハルカのこと大好きだよ」

「えっ?」

ハルカの顔がポッと赤くなるのがわかった。

それでも、しどろもどろになりながらもハルカが答える。

「私も、ホムラのこと大好きだよ」

「良かった」

ハルカの返答に、ホムラは満面の笑みを浮かべて更にギュッと手を握り締めた。

そして、急に真剣な顔つきに変わる。

「ハルカ、よく聞いてね。多分、今回の結界の張りなおしは成功するはずだから」

「う、うん?」

「ハルカには、この間ボクたちが四神だということは教えたよね」

「うん」
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