別れ道での約束
私たちのクラスの出し物は駄菓子屋さん。


うちのクラスは意外とめんどくさがりな人が多い。

準備に時間がかかることをしたくないという意見が多数だった。


そこで、駄菓子を並べて、売るのなら簡単だということで、決定した。


ただ机の上に並べるだけでは、味気ないので、とりあえずデコレーションを頑張ってみることになった。


特にお客さんがいっぱい来てくれるようにと入り口を派手に飾る。



「わー、これ懐かしい!」


「あたし、これ好き」


駄菓子の周りに集まった人たちがはしゃいでいた。


私と光太くんは当日のシフト表を作成していた。
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