私の婚約者は特殊捜査官
8.信頼のおける人物が・・・
・・・

それから数日は、

何も起きる事はなかった。

・・・

つかの間の休息・・・

・・・

隆弘は、

自分の会社も持っている為、

よくこの屋敷からいなくなる・・・

・・・

隆弘がいない間、

秀は私の傍にいてくれていた。

・・・

容姿は秀じゃないので、

なんだか落ち着かないけど、

面を取るわけにもいかず・・・

・・・

「…琴美」

「…なあに?…なんだか未だに慣れないな、

その顔・・・」

・・・

そう言って笑った私に、

秀も笑う。

・・・

「これでも、イケメン風にしてもらったんだから、

無理言うな」

そう言って私の頭をポンと叩いた。
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