私の婚約者は特殊捜査官

理子side

・・・

部屋に取り残されたような私と隆弘様。

・・・

隆弘様は、

私をそっとソファーに座らせた。

・・・

「私がやる事を、

とことん邪魔しようと言うのか?」


「・・・」

隆弘様の言葉に、

返事をしない・・・

・・・

隆弘様に仕えてそろそろ4年。

・・・

予定外のこの事件に、

私はどうしていいか、わからないでいた。

・・・

本当の私はこんなに大人しい性格じゃない。

勝気で、明るくて、職場でも、

結構人気者だった・・・

・・・

とある事情で、

隆弘様に拾われ、こうして使用人として

働いているけれど、

そろそろ本業に戻らなければ・・・
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