私の婚約者は特殊捜査官
・・・・?!

隆弘の向こうにいる

理子の顔は、

とても暗い闇に包まれてしまったような、

そんな表情だった。

・・・


「そんなことより、

早く着替えを済ませてください。

これからちょっと出かけますよ」


・・・

でかける?


人質の私を連れて?

一体どこへ?

・・・

私の表情で察したのか、

隆弘はニヤリと笑った。

・・・

「これから、

相原誠署長のいる、

警察署へ、ちょっとしたご報告に」



「・・・・」


そんな事をして、

隆弘は捕まったりしないのだろうか?

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