青空バスケ―3rd―

……あたしは不安そうな洋輝君を見た。

本当の気持ちを話すのは誰だって怖いよね……。

でも……


「……自信持って」


あたしのその言葉に、洋輝君がバッと顔を上げてあたしを見た。


「自分を……自分の大切な友達を信じて。
それが自信だよ」


……洋輝君は自分の右手をじっと見つめ……やがて、決意したように固く手を握りしめた。


「俺……頑張ります!」


そう言った洋輝君の顔はさっきより断然に生き生きとしていて……もう大丈夫だと思った。


「そうだ。
お菓子もう一個持っていって。
それで、仲直りしたら二人で食べてね」

「はい!
ありがとうございます」

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