青空バスケ―3rd―
「でも……それを大和には言いたくなくて。
アキ君は……ずっと大和とライバルでいたかったから。
大和に本気でぶつかってきてほしかったから。
故障してるなんて知られたら、大和は怪我を気にして一線を引いて全力で戦ってこなくなるんじゃないか……って思ったらしいの」
「それで……わざと嫌味を?」
「……本人は後悔してたよ。
初めは嫌われても全力で勝負できるならそれでいいって思ってたらしいけど……でも、本当は……。
……一緒にバカみたいに笑い合ったり……一緒に卒業したかった……って」
……それがアキ君の本当の気持ち。
三年間隠し続けてきた……真実。
「……だからね、洋輝君。
洋輝君は大地君に本音を話したら?」
「本音……?」
「怪我をしたのは大地君のせいじゃないけど……でも、大会に出られなくなったのは悔しいって素直にそう言えばいい」
「でも……」
洋輝君は少しうつ向いた。
「多分……洋輝君が悔しいのに無理をして笑顔を作ってる方が大地君にとっては辛いと思うよ。
ますます自分を責めちゃう。
だから……洋輝君が本当の気持ちを言ってあげて。
そしたらきっと、大地君だって洋輝君に本音を話してくれると思うよ」
二人は元々仲良しだったんだから。
だから……大丈夫。