青空バスケ―3rd―

先輩達との話を終え、俺は急いで家へ帰ってきた。

玄関を開けると俺の目に入ってきたのは……

……女物の靴が多い。


栞奈と蓮しかいないと思ってたけど……誰か来てるのか?


「ただいま……」


俺がリビングの扉を開けると……何だかよく分からない光景が広がっていた。


隣り合って座る栞奈と蓮。

その向かいには……俺の知らない女が二人。


メイクの濃い女が栞奈のことを凄い形相で睨んでいた。

そして……


「付き合ってるんでしょ!」

「だから付き合ってないっつってんだろ。
何回言わせりゃ気が済むんだよ」


……蓮がなぜかキレ気味だった。


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