100回目のKissを私に…
「春陽ちゃん…頼むから、その茜ちんはヤメテ…」


私は椅子に座りながら、春陽ちゃんの肩をポンと叩いた。



「えぇ…なんでぇ?茜ちんって可愛いでしょ?それに…茜ちんは茜ちんだもん」


「わかった。わかった。もぅ茜ちんで良いよ」


私は、少し飽きれ顔で言った。


「あれ?茜ちん…名札は?」


「えっ?名札…」


自分の制服でもあるエプロンに手を這わせながら名札を探した。


「付けるの忘れた…」


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