100回目のKissを私に…

「ある日〜森のなか〜♪♪」

手を繋ぎ道を歩く私と優。手をブラブラと揺すり優は歌を唄っていた。


「優は、゛森のくまさん゛が好きだね…」


「うん!大好き。あっ!健ちゃんだ!姉ちゃん、ここでいいよ!!バイバイ!」


「優…気をつけてね」


優は私の方を振り向き、大きく手を振った。


そして私は、そのままバイト先へと歩いた。




「おはようございます…」

元気よく休憩室に入ると、バイト仲間の春陽<ハルヒ>ちゃんがメールを打っていた。


「あっ!茜ちん、おはよう」

私に気付いた春陽ちゃん。


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