-TABOO-どうしても欲しい

僕の目はすぐに先輩を見つける。

ずっと見ていた後ろ姿……

先輩は出会った時から、いつも誰かのものだった。

後輩の僕では……ましてや何もない僕では……手の届かない人だった。

『高嶺の花』
そんな言葉がぴったりな恋だった。

見ているだけで幸せで……苦しい

その想いが今も変わらないことを痛いほど感じた。

< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop