ブスも精一杯毎日を生きてるんです。


なおもインターホンは鳴り続く。

こうすればいずれ出て来てくれるはずだ。

俺はちょっとした達成感に、にやにやしながら主人の登場を待っていた。

ボゴッ

突然右頬から鼻にかけて鈍い衝撃が走った。

後ろから殴るとは卑怯だな。

「いってえな」

振り向くとそこには、あきらか小物臭漂うチンピラが三人ほど立っていた。

お約束の鉄バットも装備済みだ。

「うちの事務所になにか御用でしょうか
あ?」

大人の真似をしてる幼稚園児ような馬鹿っぽさが伺える。

なんと品のないやつらだ。

言いたいことは全部心の奥にしまって、とりあえず下手に出ることにした。

「借金返済に来たんですけど…」

と、いかにも弱々しげな笑みを浮かべてみる。

あ、やばい。

鼻血出てきた
< 42 / 97 >

この作品をシェア

pagetop