ブスも精一杯毎日を生きてるんです。

文化祭準備



朝起きると、直哉の顔が目の前にあった。

『ぎゃあっ!?』

なんとも女の子らしからぬ悲鳴をあげ、私は跳ね起きた。

「可愛くねーな。さっさと起きて弁当作れ。」

『ブスに可愛さ求めないで!』

寝起きとは思えない鋭いツッコミをいれ、ベッドから起きる。

どうせ毎日自分の弁当を作ってるのだから、別にいいか。

「ついにブスであることを認めたか。」

したり顔で呟く直哉は放置しておいて、台所へ向かった。
< 91 / 97 >

この作品をシェア

pagetop